キャッシングの多重債務とは?借り過ぎからの返済不能はブラック候補

キャッシング関連のサイトを見ているとよく出て来る言葉に、多重債務とかブラックとかいうものがあります。そしてそれらサイトの中で、多重債務やブラックの事について色々述べられていますが、時々誤った説明や情報が多く見られます。ここではキャッシングに関わる多重債務やブラックの事について少し整理してみたいと思います。

1. 多重債務とは

多重債務とは簡単に言って「借り過ぎ」の状態の事です。ですから多重債務者とは「借り過ぎてしまった人」の事を指します。では「借り過ぎ」とはどれ位の額の事を言うのでしょうか?金融庁の公表資料等によると、5件以上の無担保キャッシングを利用している人を多重債務者と定義しているようです。確かに借入件数が多くなればなるほど、返済金額が大きくなってしまうのは事実ですが、多重債務とはその人にとって返済できない程借りてしまった状態の事を言うので、消費者金融2社からキャッシングだけでもそれがその人にとって返済が大変厳しい状態であるのであれば、既にその人は多重債務者になってしまったと言えます。多重債務者は借入金額や件数が多いのでその状態のまま、新たにキャッシングを利用しようとすると非常に厳しい事は想像に難くありません。しかし、その後キャッシングを利用する事無く尚且つ、きちんと返済を続けて債務残高が少なくなったり、収入が上がったりした際には、又キャッシングの利用は可能であると思われます。

2. ブラックとは

ブラック情報保有者とは、いわゆる金融事故者を起こしてしまった人の事を指します。金融事故とは、返済をする事ができなくなったりして事故破産や債務整理等のいわゆる法的な手続きをする事です。延滞が2ヶ月以上嵩んだり、かなりの日数の遅れがあったりした場合も、金融事故扱いされたりすることがあります。僅か1日や2日遅れたりしただけでは金融事故とは言いません。ブラック情報保有者と多重債務者との大きな違いは、ブラック情報保有者は例えキャッシング利用額が0円になっても、年収が1,000万円になっても、クレジットカード1枚持てなくなるという事です(勿論絶対持てなくなるという訳ではありません。例外もあるとは思いますが、一般論としてです)。

3. キャッシングにおける多重債務とブラックについて

貸金業者は利用者がキャッシングをいくら申し込んだのか、そしてその利用状況はどうだったのかを信用情報機関に登録します。これも貸金業法によって貸金業者に課した法律です。つまり貸金業者は信用情報機関を通して、利用者がいくらのキャッシングの残高があって、きちんと返済しているかどうか、全てが分かる様な仕組みになっているという事で、重要なのはそれが法律で定められているという事なのです。

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